古くから見落とされがちな”難聴”
その子どもたちへ手を差し伸べる先駆けのパートナーになって頂けませんか?
古くからずっと続いている、聞こえないからと諦めざるを得ないことが多い状況を変え、難聴の子どもたちの笑顔が拡がる未来を共につくれます!
ぜひ、その先駆者としてパートナーになっていただけませんか?
まずは、パートナーシッププロジェクトのご紹介書をお受け取りください
聴覚障がいは、”見えづらい障がい”と言われています。
見た目からも「聞こえない」ということは、わかりにくいです。
また、聞こえないことの疑似体験ができないため(耳をふさぐ程度の聞こえにくさではないです)、聞こえないことの影響を想像することが難しいです。
ですので、誤解があっても仕方がない面はあるのですが、実はよくある誤解が致命的な誤解でして、それが問題となっています。
「補聴器や(※)人工内耳をつけていたら、聞こえる人と同じように聞こえている」と思う人は多いと思いますが、
補聴器や人工内耳をつけても、聞こえる人と同じようには聞こえず、遥かに聞こえにくい状況です。
(※人工内耳とは、手術により音を電気信号に換えて脳に送り、言葉として認識できるようにするもの)
音も小さく、難聴の種類によっては音が歪みますので、言葉としての聞き取りは非常に困難です。
聞こえを視覚的に見ると、下図のようなイメージです。
いかがでしょうか?
見えにくい、文章を確認しづらいと思いますが、実際に、イメージとしてはこのような聞こえ方なのです。
ですが、聞こえると思われていると、配慮のお願いをしても、なかなか対応してもらえません。
「聞こえないんです」と伝えても、言い訳だと思われたり、「聞き取る努力をしろ」と言われるケースもあります。
そして、聞き洩らしがあると責められるのです。
一方、仕事などでは、聞こえないのであればできることも少ないだろうということで、難聴の人に任せる仕事は補助的な業務が大半を占めています。
しかし、意思疎通さえできれば、できることはもっと多くあります。
双方の協力と、ちょっとした工夫さえあれば、充分意思疎通ができるケースは多いのですが、こちらは「できない」と過小評価されることが多くなっています。
つまり、「できないことをできる」と思われ、「できることをできない」と思われており、まさに悪いとこ取りをされている状況が拡がっているというわけです。
状況だけ見ると、非常に大変だと思われるでしょうし、実際に大変なことがよく起きています。
しかし、紐解くと原因はシンプルで、正しい知識が知られていないだけなのです。
我が家には、2014年に難聴の娘が生まれましたが、僕も、難聴と診断された時、
「でも、補聴器をつければ聞こえるんでしょ。大したことはないよ」
と思ったぐらいです。
知らなくて当然なのです。
なぜなら、このような情報を知る機会がほとんどないからです。
そこで、正しい知識を広く多くの人に知ってもらうにはどうればいいかを考えました。
そうして作ったのが、
難聴がわかるアニメ「なんちょうなんなん」です!
2020年後半に始めたクラウドファンディングを成立させ、空気株式会社と一緒に制作し、2021年7月に一般公開しました。
この「なんちょうなんなん」は、インターネット上で広く視聴してもらっていまして、2022年2月下旬現在で17,000回以上再生されています。
もちろん、全国に知ってもらうにはまだまだ足りず、これからも、もっと広く知ってもらうよう動いていきますが、難聴の正しい理解を知ってもらうための、非常に素晴らしい足掛かりができました。
正しい知識が拡がることは非常に有難いことです。
そして、次の段階としましては、知識を使えるようになることです。
例えば、ラグビーというスポーツについて、本を読み、ビデオでやり方を学んだとします。
この人が、グランドに立って初めてラグビーのプレーをしたとすると、果たして、本やビデオで学んだ通りの動きができるでしょうか?
当たり前ですが、そんなことはできません。
当然うまくいかず失敗します。
それが普通です。
ですが、実際にやってみて、練習を重ね、うまくできるようになっていくのです。
難聴についても同じことが言えます。
正しい知識を得ることで、
「補聴器や人工内耳をつけても、自分たちと同じように聞こえるようにはならない」
「だから、このように接してもらえると有難い」
ということがわかったとしても、実際にやってみると、なかなかうなくいかないことはあります。
また、やってみたいけど、なかなか踏み出せないということもあると思います。
こうなると、そのうち配慮も忘れていってしまい、誤解された状態に戻ってしまいます。
実際に、こちらから聞こえないための配慮を伝えると、最初は対応してくれても、徐々に対応してもらえなくなってしまうということがよく起こっています。
これは、練習ができていないからです。
聞こえない人と聞こえる人がうまくコミュニケーションを取ることはもちろん可能ですが、それには、お互いに練習が必要なのです。
その練習をお互いにできるようにするのが、「講座」なのです。
実際に難聴の子がいる小学校や中学、高校、幼保園などで、「なんちょうなんなん」を使った講座を行います。
実際にやってみること、体験することで、その後の行動に移しやすくなります。
そして、講座も1回だけでなく、学校在籍期間中に、ステップアップの講座を実施していくことで、練習を重ねることができます。
スポーツでも勉強でも、練習をした結果は必ず表に現れます。
このような講座を広く実施していくことで、難聴理解が拡がるだけでなく、実際に、行動に移せる人たちが増えていきます。
行動に移せるということは、聞こえないことへの配慮が自然に生まれるということで、難聴の子どもたちは、今までになかった多くの機会を得られることにもつながるはずです。
勉強も、聞こえなくて諦めていたことが、ほぼ把握できるようになり、より深い学びができるようになるはずです。
友達から、「あいつはいつも違うことばかりやる」と誤解されることもなくなり、友達関係も良い循環が生まれるようになるでしょう。
仲の良い友達同士でも、話している時に話の流れを止めるのも悪いので、聞こえなくても諦めていたことも、自然に一人ずつ話してくれるようになったり、自然に聞き返して、普通に聞き返しに答えているという状況が生まれているかもしれません。
聞こえないから無理だろうと暗黙の了解になっていたようなことも、「やってみる?」と声がかかるようになるかもしれませんし、本人自身も、積極的に新しいことへの扉を開けることが増えてくるかもしれません。
つまり、聞こえないからと諦めずに挑戦できることが増えていくはずです。
これこそが私たちが目指している未来です。
そして、行動に移せる子どもたちが増えていくことは、大人になったときに難聴の人や、難聴に限らず特別なニーズを必要とする人たちに寄り添える心温かい大人が増えることであり、お互いに過ごしやすい社会へとつながっていくことと思います。
私たちは、この活動を含め、大きく、以下の3つの活動を展開しています。
幼保園や小学校、中学・高校、地域や企業へ向けても、難聴理解の講座を行い、難聴の理解を拡げます。
難聴・ろうの中高生や大学生が、働きがいを持てる仕事の選び方、聞こえる人とどのように仕事を進めていけば、お互い楽しくやっていけるかなどについて学び、仕事の選択肢を拡げます。
難聴者・ろう者が働く企業で、双方の話を聞きながら、お互いに過ごしやすく、成果を上げるための環境を整えたり、職域を拡げるサポートなどを行います。
ここを整えることで、後進の道を拡げます。
難聴は見えづらい障がいであり、それゆえに、社会で見落とされることがよくあります。
”誰一人取り残さない”をテーマに掲げた2021年の東京オリンピックでさえ、開会式のテレビで手話通訳士がついていないということが起きたほどです。
(閉会式はつきました)
このように気づきにくいものですので、応援していただく企業様を探すのも苦労している現状があります。
しかし、ここまでお読みいただいたあなたは、社会で見落とされがちな少数派のことにも手を差し伸べたいという気持ちのある方なのではないでしょうか。
そんなあなたでしたら、この活動の意義がわかってもらえると信じています。
この難聴理解を拡げる活動は、主に学校を主体とすることと、啓発的な内容であることより、対価を設定すると、ほぼ全ての機会を失ってしまいます。
ですので、無料で提供しています。(交通費のみ実費をいただいています)
そして、この活動は、平日動く必要があり、片手間ではできないことから、私も勤めている会社を辞め、手伝ってくれるメンバー1人と法人を立上げ、この活動に専念しています。
この活動を続け、
社会で気づかれにくい難聴への理解を拡げ、
聞こえないための配慮が普通に拡がり、友達や先生との関係性もうまく回り、難聴の子どもたちが、聞こえないからと諦めずにいろんなことに挑戦でき、笑顔が拡がっている社会をつくるため、ぜひ、御社の力を貸してください!
難聴の子どもの希望ある未来を創るため、パートナーとして、ぜひ、あたたかいご支援をお願いいたします。
言葉のかけはしの理念、活動に共感し、応援していただけるパートナー企業様を募集しています。
パートナーシップを結ばせていただいた企業様は、かけはしパートナーと呼ばせていただきます。
かけはしパートナーとなることで得られるプラスの効果は大きく3点です。
SDGs達成への取り組みに関われるようになります
当法人のパートナーとなることで、間接的にも、直接的にも、SDGs達成への取組みに関わることができるようになります
優しく、親しみある企業姿勢を浸透させます
社会で見落とされがちな難聴者・難聴の子どもたちを支援する企業姿勢を内外に広報することで、優しく親しみのある企業イメージを社会に浸透させていくことができます。
難聴関連の企業様へは、サービスに特化したサポートを
家族会、SNSなどで関係者への補聴器等のPRや、商品についてユーザーを集めた座談会、当事者家族の体験談や講義など、お打合せの上、自社に特化した内容のサポートを得ることができます。
私たちのサポートを利用すれば、同時にSDGs達成のための取組みをすることにもつながります。
ご参考までに、当法人との連携でできる4つの領域をご紹介します。
学校でも職場でも、聞こえないことをフォローする情報保障を整備し、聞こえる人と同じ学びを得られる環境をつくる。
お互いの協力があれば、聴覚障がいを持っていても、できる仕事は多くあるということを企業に知ってもらい、聴覚障がいを持つ人たちの仕事の可能性を拡げる。
聞こえないことへのフォローの仕方が常識になるよう、聴覚障がいの理解を拡げる。
平等ではなく、公正な対応意識とシステムが共生社会には必要です。
難聴理解を起点に、他の特別なニーズを持つ人を含めて、誰もが安心して暮らせる共生社会を創る。
年間12万円(1ヶ月1万円)
・HPへ社名・ロゴ掲載
・当法人と連携している家族会での定例会で紹介(2ヶ月に1回開催)
・当法人のブログ、Facebookページ等で、パートナー企業の紹介。
その後、適時、新商品や新サービス、イベントなどの告知
・アニメで知る難聴講座無料実施
(交通費実費はいただきます)
★家族会定例会
・0歳~小学生の子どもを持つ家族が集まります。
・難聴児の家族、親が難聴の家族が集まります。
★Facebookページ
・子育てにや難聴に関心のある方がフォローしてくれています。
★アニメで知る難聴講座
・社員向けにアニメで知る難聴講座を実施できます。
年間24万円(1ヶ月2万円)
シルバーコース+
・学校や地域、企業等への講座・講演の際の配布資料やスクリーン周辺でのPR告知
・学校や地域、企業等への講座・講演の際PR商材等の配布
・難聴関連のご要望に沿ったサポート
・伝わるコミュニケーション環境づくり6ヶ月無料実施
(交通費実費はいただきます)
★難聴関連のご要望に沿ったサポート
・補聴器メーカーなどへは、ユーザーを集めて製品関する座談会の実施など
・補聴器店、病院などは、ユーザーに合ったお店、院の紹介など
・言語聴覚士の養成機関などへは、当事者家族の現状、体験談などを伝える講座・講演など
御社のご要望に合わせた内容を提供できます。
★難聴の社員の方の環境づくり
・難聴の社員の方のコミュニケーション環境を整えます。
年間50万円以上
ゴールドコース+
・プレスリリースによる紹介
(福岡市政記者クラブへの持ち込み/地元メディア記者を中心に個別にアプローチ。有料のプレスリリース配信サービスは利用いたしません)
・伝わるコミュニケーション環境づくり1年間無料実施
(交通費実費はいただきます)
・難聴者の採用準備セミナー無料実施(交通費実費はいただきます)
※オプション
随時、お打合せの上、企業価値を高める施策を実施します。
(例:企業ロゴ入りTシャツを着ての講演等)
★プレスリリース
・ファンづくりを進められます。
★難聴者の採用サポート
・難聴者の採用計画、難聴者からの応募があった時に、準備を整えられます。
パートナーシップを結ばせていただければ、家族会やSNSでの発信、難聴講座でのPR、メディアでの露出など、できる限りの広報サポートをさせていただきます。
また、当法人は、プレスリリースが強みで、家族会時代から通算すると、約2年半で47媒体のへの露出を実現しています。
ただ、小さな団体ですので、SNSの発信も小規模ですし、難聴講座もまだまだ小規模です。
プレスリリースでメディア露出したとしても、他の企業名は出せないことが多く、企業イメージの浸透は少しずつ進められたとしても、御社の商品やサービスのPR効果が見込めるとはなかなか言えません。
ですので・・・
子どもたちの未来のために力を貸していただけないでしょうか?
難聴に対する誤解は古くから続いています。
・聞こえないからと習い事を断られる
・聞こえないための配慮をしてもらえないのに責められる
・聞こえてないことを考慮してもらえずに低く評価される・・・
このようなことを無くし、難聴の子どもたちが、希望を持って”今”を楽しんで生きていけるよう、
ぜひ御社の力を貸してください。
季節ごとに、PDFファイルになった活動報告がメールで届きます。
季節の締めとして、1年間の活動報告が、お便りで届きます。
実際に難聴の方と交流し、お互いを知る機会を得られます。
初年度は実施が難しいかもしれませんが、年に1回は実施したいと思っています。
当事業で、聴覚障がいを持つ生徒さん学生さんのキャリア支援を行っています。
少し先になりますが、求人の希望があれば、キャリア形成力を身に付けた、聞こえないからこその能力を有する若者をご紹介します。
有料職業紹介ではないんので、費用の発生はありません。
かけはしパートナー同士で、ビジネスマッチングができる機会やシステムを作っていく予定です。
もちろん、希望者だけが利用できる形にします。
かけはしパートナー同士で発展していく仕組みを作っていきます。
法 人 名 : 一般社団法人言葉のかけはし
設 立 : 2021年10月
代 表 理 事 : 岩尾 至和
理事(広報) : 河原 美幸
所 在 地 : 福岡県福岡市
【難聴の子を持つ家族会そらいろの活動】
そらいろは、2017年に発足し、代表理事の岩尾が会長を務め、理事の河原が広報を担当している任意団体です。
2017年
発足。2ヶ月に1回の定例会を実施、継続中。
2019年
2020年
・福岡市の加配制度(特別支援保育事業)における聴覚障がいの判定基準変更に働きかける。
(手帳を持っていない難聴児も対象にすることを実現。中度・軽度難聴も使えるようになった)
2021年
・福岡県乳幼児聴覚支援センターに協力。
・2020年末から難聴理解促進動画作成のためのクラウドファンディングを実施し、成立!
動画完成し、HP公開開始。
・FBS福岡放送「目撃者f」で、「なんちょうなんなん」の特集が放送。
~難聴の子どもたちに”優しさ”を~
11/28に放送された30分番組です。
2022年
・NHK Eテレ「ろうを生きる難聴を生きる」で、「なんちょうなんなん」の特集が放送。
~アニメが伝える難聴のこと~
1/29に放送された15分番組です。
言葉のかけはし代表理事の岩尾と申します。
私は元々理系で、20代の頃、技術系の仕事で転職を繰り返していましたが、2004年から人材開発の業界に入り、学生向けキャリア支援・企業研修に携わって今に至ります。
2014年に難聴の娘が生まれ、聴覚障がいというものを詳しく知りました。
当時、インターネット上で調べると、「理解されない」、「いじめられた」などの言葉が溢れていて、一時期、心底気が滅入りました。
それでも、人生を楽しみ、前向きに生きている難聴者さんもいるということを知り、だったら娘もきっとできるはずだと前を向くことができました。
2017年に難聴の子を持つ家族会 そらいろを立上げ、メンバーからの要望に応えて行政に働きかけたり、難聴理解の活動を進めてきましたが、仕事の傍らでやるには収まり切れなくなり、2021年に一般社団法人言葉のかけはしを立ち上げ、聞こえの共生社会を創る活動に専念することにしました。
共感いただきましたら、ぜひ、御社の力を貸してください。
どうぞよろしくお願いしたします。
福岡県議会議員
大田 京子 氏
岩尾さんは、難聴の子どもたちの未来について、誰よりも真剣に考え、積極的に行動を起こし、叶えたい夢は決してあきらめない、とても意志の強い方です。
私はその岩尾さんの子を想う親の優しさと強さに触れ、心を動かされた者の一人です。
岩尾さんとの出会いをきっかけに、平成30年9月福岡県議会の会派代表質問において、特別支援学校の幼稚部における放課後の受け入れ態勢の強化や、遊びを通じた実践的な療育の重要性等を訴え、行政の支援を強く求めました。
今後、「わかりづらい障がい」と言われる「聴覚障がい」への理解が深まり、障がいの有無に関係なく、全ての子ども達の未来が明るいものとなることを信じています。ぜひお一人でも多くの方にご賛同いただけますよう、私からもお願い申し上げます。